【図解・事例あり】DXとは?デジタル化にまつわる3用語を解説!

業務体制の変換や働き方改革の実現に伴い、「デジタルトランスフォーメーション(Digital  Transformation:DX)」という言葉を耳にする機会が増えました。

デジタルにまつわる言葉には他にも様々ありますが、今回の記事では、デジタルトランスフォーメーション(DX)・デジタライゼーション・デジタイゼーションの3つの用語と意味の違いについて解説致します。

今すぐDXのポイントを知りたい方はこちらもご参考ください。

目次[非表示]

  1. 1.デジタルトランスフォーメーション(DX)とは
  2. 2.デジタル化への3段階
  3. 3.デジタルトランスフォーメーション(DX)の事例・具体例
  4. 4.​​​​​デジタイゼーション(Digitization)とは
  5. 5.デジタライゼーション(Digitalization)とは
  6. 6.まとめ

デジタルトランスフォーメーション(DX)とは

デジタルトランスフォーメーション(DX)については、経済産業省が「デジタルトランスフォーメーションを推進するためのガイドライン」(2018)で以下の定義を示しています。

「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのも のや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。」

要点を整理すると、

  1. 環境(顧客、購買行動等)の変化に対応し、競争優位性の確立することが目的
  2. その手段としての製品・サービス・ビジネスモデルの変革及び業務・組織・プロセスの変革
  3. ①と②を実現するためのデータ・テクノロジーの活用​​​​​​​

デジタルトランスフォーメーションという言葉から、Webの強化、MA・データの活用といった活動を連想しがちですが、大前提として活動をデジタル化することがDXではありません。経済産業省が示したDXの定義をより簡単な言葉で言いあらわすならば、

デジタルトランスフォーメーション(DX)とは、
ビジネス環境(顧客や競争相手)の変化に適応して、
自社の組織や仕組み、サービスをデジタルへとシフトし、
差別化・競争優位を確立すること と言えます。

では、企業はどのようにデジタルトランスフォーメーション(DX)へとシフトしていくのでしょうか。

実は、DX化にはいくつかの段階が存在します。

デジタル化への3段階

上記の流れが一般的ですが、製品やサービスはデジタルになっているものの、デジタライゼーション(デジタルを駆使した業務フローの最適化)が出来ていない場合もあります。
(例:SaaS商材を扱っているが、営業方法は訪問営業のみ)

デジタルトランスフォーメーション(DX)の事例・具体例

デジタルツールを商談時に取り入れて商談の様子を録画し、蓄積することはデジタイゼーションであると言えます。

さらに、その録画をもとにオンラインでフィードバックを行い、そのフィードバックすらもデータとして管理・蓄積して、社員がオンライン上で閲覧できるよう、研修プロセスをデジタル化することはデジタライゼーションです。

加えて、蓄えたデータをコンテンツ化してEラーニング教材サービス展開し、ビジネスをデジタル化すればデジタルトランスフォーメーションになります。

​​​​​デジタイゼーション(Digitization)とは



デジタイゼーション(Digitization)とは、"特定"業務の効率化やコスト削減、アナログの情報をデジタル化してデータを蓄積できる環境を整えるためにデジタル技術を導入する部分的なデジタル化を指します。例えば、BtoBにおけるデジタイゼーションは以下のような事例です。

  • 紙で管理していた書類をデジタル(MA・SFA)ツールで管理する
  • オンライン商談ツールを使用し、商談時の様子を録画して管理する
  • 新聞やチラシといったアナログ広告ではなくデジタル広告を使用する

業務の効率化とは若干異なりますが、フィルムカメラからデジタルカメラへシフトし、写真をデータで管理できるようになったことや、紙の書籍から電子書籍になったことで、複数の書籍をひとつのデバイスで管理するようになったこともデジタイゼーションの一例として挙げることが出来ます。

デジタライゼーション(Digitalization)とは

デジタライゼーション(Digitalization)とは、デジタルツールを用いて業務フロー全体を最適化し、自組織の生産性を高めるノウハウが蓄積できる状態です。

例えば、BtoBにおけるデジタライゼーションは以下のような事例です。

・MAを活用してトラッキングを行い、重要なリードに動きがあった際には通知が来るよう設定を行う。また、その通知に対するフォロー体制を整え、見込み顧客に対して即座に対応をする。

・オンライン商談の様子を録画・管理し、上司やトップ営業マンからの振り返りやフィードバックもオンラインで体系的に行う。また、そのフィードバックもデジタルデータとして保存し、社員教育の教材として活用して個人で自学習できる研修プロセスを整える。

※社員教育の教材をコンテンツ化し、Eラーニング商材・サービスとして扱う場合には、デジタルトランスフォーメーション(DX)となります。

まとめ

今回の記事では、デジタルトランスフォーメーション(DX)・デジタライゼーション・デジタイゼーションの3つの用語について解説してきましたが、いかがでしたか?


コロナウイルスの影響により、これまでの訪問営業が通用せず、非対面営業やデジタル化への動きが強まっています。そんな中で、デジタルトランスフォーメーション(DX)への流れはますます強まっていくのではないでしょうか。

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SalesRenovation運営チームは、株式会社エムエム総研が運営するサービスサイト「SelesRenovation」で、営業DX・インサイドセールス・オンラインセールス・マーケティングに関連する豆知識やトレンドを発信しています。
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