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【用語解説】マーケットインとカスタマーインとは!違いって?

近年、マーケティング活動の中でも「マーケット・イン」の考えをさらに推し進めた思想として「カスタマー・イン」の考えを耳にすることが多くなってきました。
そこで、今回はそもそも「マーケット・イン」とは何かというところから、進んだ「カスタマー・イン」の考え方について解説致します。

目次[非表示]

  1. 1.「マーケット・イン」とは?
  2. 2.さらに進んだ「カスタマー・イン」の考え方
  3. 3.おわりに

「マーケット・イン」とは?

「マーケット・イン」とは消費者の声をベースにして商品を生み出し、提供していこうとする考えのことです。この考えとよく対に挙げられる考えとしては、自社の強みや計画、スペック重視等の提供元からの発想で商品開発・提供を進める、「プロダクト・アウト」があります。

昨今、消費者のニーズは多様化し、移り変わりのスピードも加速しています。ついこの間までは流行だったのものが今ではもう流行でなくなっている、そのようなことが全世界で日夜起きています。

この変化に対応するために「マーケット・イン」の考えは、マーケティング活動を行う中では特に重視されてきました。

だからといって「プロダクト・アウト」が必ずしも推奨されないわけではありません。

全世界で革命を起こしたソニー社の音楽プレイヤーなどはもともと市場にニーズがあったわけではない、「プロダクト・アウト」の考え方から生まれたものです。得てして「顧客の声」に応えるだけでは、イノーベーションは生まれないと言われています。そのため新しいヒット商品の数々はこのように「プロダクト・アウト」から生まれてきました。

この2つのどちらを重視すべきかなのかは商品や企業・団体が目指すところによって変わるものなのです。

さらに進んだ「カスタマー・イン」の考え方

では「カスタマー・イン」はどうでしょうか? 
この考えは「マーケット・イン」以上により「消費者第一」を重視した考えで、市場の中でも消費者1人1人に合わせた形で商品をフィットさせていく考え方です。

今までもオーダーメイドのように消費者側から自身へのフィットを選ぶ選択肢はありましたが、今後は多くの商品においてそういった消費者1人1人への対応が可能になっていきます。例えば、車を購入する際に内装は好きな色に変更できるなど、販売側からはすでにカスタマイズの選択肢が提供されているような状態です。

先ほども述べたように昨今、消費者のニーズは多様化しています。商品によっては競争化の進む市場で生き残るために、商品自体に細かいニーズに対応できるような付加価値を生む余地を備えておくことが重要になってくるのです。

おわりに

いかがでしょうか? 
どのような企業・団体もどの考えをベースにマーケティング活動を行うべきか、計画や商材の特徴を踏まえながら考えていけるといいですね!



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