メールマガジンの基本とは
マーケティングやインサイドセールス、セールスなど、メールマガジンを送る機会は多いのではないでしょうか?メールマガジンを作成する際、文面の基本は押さえていますでしょうか?
毎日多くの企業が配信しているメールマガジン、基本を押さえられていないメールはきちんと読まれることが少ないです。
今回は、BtoBにおけるメールマガジンの文面の基本を解説いたします。
目次[非表示]
- 1.メールマガジンの基本とは
- 1.1.ビジネスにおけるメールとは
- 1.2.メールマガジンを配信する目的
- 1.2.1.①メールの開封を促すようなタイトルを設定する
- 1.2.2.②メールの内容は1コンテンツに絞る
- 1.2.3.③ファーストビューを目立たせる
- 1.2.4.④コンバージョンポイントを設置する。
- 1.3.メールの配信頻度はどの程度にするべきか
- 1.4.さいごに
メールマガジンの基本とは
ビジネスにおけるメールとは
メールと言っても様々な種類があります。
- メールマガジン:情報提供を目的としたメール。
- ステップメール:メールマガジン開封やクリック、遷移先ページのフォーム入力など、特定のアクションをした顧客に対して追加で配信する、シナリオ仕立てのメール。
など様々な種類があります。この記事においては、メールマガジンに焦点を当てて説明します。
メールマガジンを配信する目的
メールマガジンを配信する目的は、顧客に情報提供を行い、問い合わせを促すことにあります。
また、定期的に配信をすることで、自社や商品のことを思い出させるキッカケを作る側面もあります。
ここで配信する内容は様々です。
- イベント案内:セミナー案内など、集客を目的として配信。
- 資料紹介:製品資料やホワイトペーパーなど、ダウンロードを目的として配信。
- 情報提供:ホームページやオウンドメディアなどで掲載している記事の紹介など、Web流入を目的として配信。
- キャンペーン案内:期間限定割引キャンペーンなど、購買を促す目的として配信
などメールマガジンにも種類があります。
では、どのような文面で作成するのが良いでしょうか?
これからご紹介する基本は、どのメールマガジンにおいても共通の手法です。
①メールの開封を促すようなタイトルを設定する
メールはまず開封してもらわなくてはいけません。
タイトルで興味を惹かないものは開かれない、または開封だけされて読まれずに次のメールへと流されてしまうだけです。
悪い例:「今週開催のイベント案内をお送りします!」
良い例:「〇〇部門の方必見!××課題を解決するDXセミナー開催決定!」
イベント案内を例にしましたが、集客したい属性をタイトルに入れることで、その属性の方にメールを読んでもらいやすくなります。
また、メール受信環境で異なりますが、受信トレイにて一覧で表示される場合、大体パソコンであれば30~40文字ぐらいがタイトル全文表示できる目安となります。
伝えたいことはできるだけ前に、全文が長くなりすぎないように気を付けると良いでしょう。
②メールの内容は1コンテンツに絞る
メールで紹介する内容は1コンテンツに絞りましょう。
キャンペーン案内ならキャンペーン、イベント案内ならイベント、と1回のメールで配信する内容は1つにします。
そうすることで要点を絞り、タイトルからコンテンツ、要点に至るまで一貫した訴求ができるようになります。
悪い例としては、「キャンペーンを紹介しよう、イベント情報も、記事紹介も入れよう」と内容を入れすぎた結果、スクロールが必要なほど長文になってしまい、結局最後まで読まれないというものです。
③ファーストビューを目立たせる
ファーストビューとは、メールを開封した時に最初に見える内容です。
この部分でどれだけ惹きつけられるかで、その後の文章が読まれるかどうかが変わります。
- 画像を入れる
- 惹きの強いキーワードを入れる
など、メールで一番伝えたい内容を一番前に置くことが大切です。
またファーストビューが文字だらけになってしまうことも、読まれずに閉じられてしまうリスクにつながります。
伝えたい要点は箇条書きや、文章の場合は長くても3~4行にして改行を挟むなど、読みやすい構成になるように工夫してみましょう。
④コンバージョンポイントを設置する。
メールを配信する一番の目的は、コンバージョンを得ることです。
コンバージョンポイントをどこに設定するのかは訴求内容によって様々です。
大事なことは、「このメールは何を目的として配信するのか」を明確にしておくことです。
- イベント案内:イベントの申込。
- 資料紹介:資料ダウンロードや問い合わせの発生。
- 情報提供:遷移先ページの閲覧数、およびそのページから問い合わせの発生。
- キャンペーン案内:商品の購入や問い合わせの発生。
メールを配信した結果、「顧客にどのような態度変容を起こせるか」まで見据えて設計をするようにしましょう。
そして、得られたコンバージョンをインサイドセールスに渡し、ナーチャリングを進めていきます。
メールの配信頻度はどの程度にするべきか
頻度については一概には言えませんが、配信頻度が多すぎると配信停止処理(オプトアウト)してしまう可能性もあります。
なので、配信過多にならないよう、できる範囲で配信スケジュールを決めておくのが良いでしょう。
例えばですが、情報提供メールは毎週火曜日と金曜日に配信する。
イベント案内は情報提供メールと被らないタイミングで、開催日から2~3週間前ぐらいから適宜なタイミングで配信する。
など、定期配信するスケジュールは事前に決めておき、イベントやキャンペーンなどの不定期な案内はその隙間に入れるようにすると組みやすくなるでしょう。
さいごに
いかがでしたでしょうか?
メールマガジンは顧客をナーチャリングするために有効な施策です。
しかし、戦略なく闇雲に配信しても成果には結びつきにくく、逆にオプトアウトを増やすことにも繋がりかねません。
施策の効果を最大限に引き出すために、ぜひご紹介したポイントを試してみてください!