今後のマーケティング活動の方向性とインサイドセールスへの期待
―今後のマーケティング活動において実行していきたいことを教えてください
新規開拓をしていかないといけない中で、しっかりと組織としてマーケティングの部門を立ち上げて、予算化して運用されることが当たり前の状態にすることがまずは第一歩だと思ってます。
弊社は情報発信や情報伝達を事業にしているので、それを自社で実践できないでどうして売れるの?と思っているところがあります。
自社のマーケティング部門で広報活動を実践して、顧客にも提供できるサービスの形を作っていきたいですね。
その結果、お客様が更に弊社のファンになってもらえればと思っています。
マーケティング活動を効率化することも大切ですが、社員の個性を積極的に出していき、1人ひとりがタレント化していく働き方ができることが理想ですね。
―今後のマーケティング活動においてWebの強化やメディアというキーワードが出てきたのですが、そういった活動の計画はされていますか
即売り上げにつながるようなECサイトを作る計画や現在取り扱っている商材をWebで簡単に発注するような仕組みを作る等、様々なタスクやミッションはあるのですが、目先の売り上げに関することではなく、中小企業としてのブランディングという形ではなかなか実行できていないですね。
現在そこに少しずつ着手し始めています。
継続的に展示会に出展し、新規リードの獲得を行いつつ、顧客との対話においてインサイドセールスやアポイント、面談を取り付け、リレーションを作る業務は営業が担うという形を続けていきたいと思います。
―柳沢さんの中で何が営業組織の改革を推進される原動力になっているのでしょうか
気持ちや気合い、情熱が必要だという旧来型の営業手法にも良さがあると思うのですが、こうした営業活動は数値化できない部分があり、部下にマーケティング活動の方向性や改善案を伝えようとしても、なかなか伝わらない歯がゆさを感じていました。
今後の営業組織では、明確な裏付けを元に、数字や理論に対する信頼を持てる営業手法を確立しなければ、変わり続けるマーケットで生き残っていくのは難しいと考えています。
10年後を見据え、印刷業界全体の活性化を目指して、事業の幅を広げていきたいですね。
―最後にエムエム総研を選んで頂いた理由を教えてください
マーケティング人材の需要増加に伴い、多くの人材派遣会社がマーケティング求人を取り扱っているのですが、担当者がマーケティングに精通しているわけではないので、確かな人材を派遣してくれる保証がなく、勤務後のミスマッチなどが起こりやすいと思います。
エムエム総研のように、全社的にインサイドセールスをミッションとしている会社が自社で育成した人材を派遣するというシステムは画期的で期待が持てそうでした。特に弊社のようなスタートップのベンチャーでもなく、大企業でもない中小企業は潤沢な採用のための予算があるわけではないので、ある程度成果を見込めるという確証が持てなければ人材を雇うことができないのです。
エムエム総研の場合には、インサイドセールスやBtoBの実績があるので確かな人材を派遣してくれるという安心感がありました。